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ニガヨモギ

 

ワームウッド(Wormwood)です。エデンの園から追放された蛇(ワーム)の這い跡に生じたという伝説を持ちます。かつては「アブサン」という世界一強い酒の材料にされていましたが、「アブサンティズム」と呼ばれる中毒症状が問題化され生産中止になったと言われています。その麻酔作用から合法ドラッグとしても知られていますが、長期利用は危険ですね。


毒草名  ニガヨモギ(苦蓬)、ワームウッド(Wormwood)、アルテミシア、アブシント
学 名  Artemisia absinthium LINN.
特 性  キク科 ヨモギ属、耐寒性多年草
花 期  7〜8月
仲 間  Mugwort(Artemisia vulgaris)、Southernwood(Artemisia abrotanum)、Tarragon(Artemisia dracunculus)
毒部位  葉、茎、エキス
成 分  ツヨン(Thujone)、アブシンチン(Absinthin)、ハルシノゲン、サントニン、アナブシン、カリオフィレン、・アブシントール(Absinthol)
症 状  嘔吐、神経麻痺、麻酔作用、習慣性


 

19世紀後半ヨーロッパで爆発的に流行した禁断の酒「アブサン」は当時の著名な芸術家たちに深く愛され、その創作にも多大な影響を与えたのでした。有名なゴッホの奇行もキッカケはこの「アブサン」の常用によるものだったとも伝えられています。

 

アスフォデルの球根の粉末とニガヨモギを煎じたもの(infusion)で作ったのが魔法界における強力な眠り薬「生ける屍の水薬 (Draught of Living Death)」でございます。




「アブサンを飲む女」

 1)アブサングラスに澄んだエメラルドグリーンのアブサンを1.5オンス注ぎます。
 2)グラスの上にアプサンスプーンを置き、その上に角砂糖を1つ乗せます。
 3)5オンスの冷水をスプーンに乗せた角砂糖の上からグラスに注ぎます。
 4)スプーンを下ろし、白濁するアブサンを虚ろみながら口に運びます。
 5)そう・・・、男なんてね、みんなくだらない生き物なの。




-------- コモンワームウッド --------





-------- 斑入り --------



≪MEMO≫
・古代ギリシャ、月と豊饒(ほうじょう)の女神アルテミスに捧げられた。
・古代ローマ、身につけて毒消しや災難除けの効力。
・中世ヨーロッパ、降霊術のアイテム。
・アブサンを最初に調合したのはフランスの魔女で、飲み続けると脳細胞が破壊されるといわれた。
・ウクライナ語で「チェルノブイリ」
・ヨハネ黙示録第八章
10)
  
第三の御使(みつかひ)ラッパを吹きしに燈火《ともしび》のごとく燃ゆる大なる星、天より隕《お》ちきたり、川の三分の一と水の源泉(みなもと)との上におちたり。
11)
  
この星の名は苦艾(にがよもぎ)といふ。水の三分の一は苦艾《にがよもぎ》となり、水の苦くなりしに因りて多くの人、死にたり。
・辛酸なめ子「ニガヨモギ」
  私の悩みとさすらいの思い出は、ニガヨモギと苦味だけ。(旧約聖書 哀歌3章19節より)
・ドクニンジンの解毒剤。
・健忘症の草
・グリーンミューズ
・ベルモット酒(Vermouth)
・アブサンに含まれるアルコールより毒性は低いのではないか?という意見もある・・・・


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